なるほど!納得!「一建設」の外壁塗装その前の【お役立ち情報】
飯田グループの一つ「一建設」の外壁塗装の前に知っておきたいことをまとめました。
外壁塗装の前にこうしたポイントを押さえておくことで安心したリフォームができますよ。
「一建設の外壁塗装」の注意点
屋根の下(上裏)部分にあたるところで「軒天」という箇所があります。ベランダの下や玄関の下にある部分ですがここの塗装がはがれているケースが良くあります。
こちらはベランダ下の軒天です。
このような部分には防カビ材系の塗装が施してあるのですが、湿気や雨水の侵入によってはがれてきます。この現場に関してはベランダサイディングのコーキングの亀裂によって雨水が侵入し剥離が起きていました。
【対策案】
雨漏りの侵入経路は様々ですので散水テストなどをして原因を特定してから外壁塗装をする必要があります。
「一建設の外壁塗装」の注意点
切妻屋根の場合「破風」といった屋根形状に沿った板状のものが取り付けられています。この部分を破風と呼びますが美観を向上させるために、破風の最下末端部に下がり壁を取り付けています。
この部分が破風の下がり壁部分です。
美観上は格好が良いのですが、破風板のジョイント部や屋根のケラバと言って、屋根の端部に被せる部材があるのですが、台風などの横風が強いときなどに雨水が侵入し、侵入した雨水が屋根勾配に沿って伝わり、破風の下がり壁部分に落ちてくる、といった状況になります。
青い丸部分が破風のジョイント部分、赤い丸が雨水が侵入し剥離を起こしています。
【対策案】
コーキング材などで止水処理をする必要がありますが、ケラバ部分の構造が原因の場合は屋根の一部を剥がして止水処理をする必要があります。
「一建設の外壁塗装」の注意点 その3
一建設に限った話ではありませんが、外観をよくするためにアクセントモールが使われているケースがあります。意外と盲点となりがちな箇所ですのでここも注意が必要です。
縦横斜めにも使われるこのアクセントモール、取り付けることで洋風な雰囲気を出すことができ多用されていますが、このモール部分の裏側に湿気がたまったり雨水が侵入すると、モール自体が水分を吸ってスカスカの状態になります。
現在の状態が良ければ適切な止水処理をして塗装も可能ですが、損傷が激しい場合は取り換えるかガルバリウム鋼板という金属の板でカバー(板金包み込み)をお勧めします。
【対策案】
上記の通りですが、止水処理をする箇所と、してはいけない箇所があるので注意が必要です。
予算的にはほんの少し高額になりますが、板金カバーが長持ちしますのでより安心です。
「一建設の外壁塗装」の注意点 その4
ベランダには吐き出し窓や勝手口が取り付けられてますが、今回は勝手口が取り付けられているケース。ベランダ防水と外壁の取り合い部分は問題ないようですが、サッシ自体から雨漏れするということがあります。
一建設のベランダ勝手口最下部の写真
サッシ形状には様々な種類があるので一概にこれが良くないという事ではなく、一般的には下の写真の様なおさまりが通常です。
一般的な収まり写真
このように外壁材とサッシの下端が揃っている事の方が多いと思います。一建設の場合防水層の立ち上がりが十分に確保されているのでサッシや外壁の隙間から雨水がオーバーすることはないと思いますが、サッシ自体から漏れてしまっては交換するか、パッキンの交換処理かするなどして対策が必要です。
ちなみに下の写真は外壁内部に貼ってある防水紙が脱落している状況です。新築時の防水紙を留める際に何か不具合があったのかもしれません。
外壁内部の防水紙に不具合が起きると雨漏りした際に、内壁や、断熱材が直接濡れてしまいます。そうなると構造体(柱など)の腐食の現認やシロアリを呼ぶ原因ともなりますので、確認してみることをお勧めします。
ただしサイディングの劣化状況や工法によっては選択する塗料の種類にも注意が必要です。ここを間違えると塗膜がはがれてきたり、ブツブツに浮いてきたりする場合もあります。
あとはサイディングの目地部分のコーキングをしっかりと打ち替えて、外壁の内部に雨水が侵入しないようにすることが大切です。
最近では超高耐久のコーキング材も発売されるようになり、こうした長期的に止水できる材料を選ぶと尚良いと思います。意外と知られていませんが外壁材の表面は耐候性や止水性が確保されてますが、裏側はほぼ素地のままなので、外壁内部からの湿気にはとても弱い構造、材質となっています。
この辺りをよく理解し、外壁塗装前にいかに内部結露や雨水の侵入を防ぐかで、良し悪しが決まってきます。詳しいことはお気軽にご相談ください。
今回の記事が皆様の外壁塗装のお役に立てば幸いです。
「一建設の外壁塗装」についてのお問い合わせは リフォームスタジオニシヤマまで。
一建設の外壁塗装
外壁塗装の前にこうしたポイントを押さえておくことで安心したリフォームができますよ。
「一建設の外壁塗装」の注意点
その1 軒天上
屋根の下(上裏)部分にあたるところで「軒天」という箇所があります。ベランダの下や玄関の下にある部分ですがここの塗装がはがれているケースが良くあります。こちらはベランダ下の軒天です。
このような部分には防カビ材系の塗装が施してあるのですが、湿気や雨水の侵入によってはがれてきます。この現場に関してはベランダサイディングのコーキングの亀裂によって雨水が侵入し剥離が起きていました。
【対策案】
雨漏りの侵入経路は様々ですので散水テストなどをして原因を特定してから外壁塗装をする必要があります。
「一建設の外壁塗装」の注意点
その2 破風下の下がり壁
切妻屋根の場合「破風」といった屋根形状に沿った板状のものが取り付けられています。この部分を破風と呼びますが美観を向上させるために、破風の最下末端部に下がり壁を取り付けています。
この部分が破風の下がり壁部分です。
美観上は格好が良いのですが、破風板のジョイント部や屋根のケラバと言って、屋根の端部に被せる部材があるのですが、台風などの横風が強いときなどに雨水が侵入し、侵入した雨水が屋根勾配に沿って伝わり、破風の下がり壁部分に落ちてくる、といった状況になります。
青い丸部分が破風のジョイント部分、赤い丸が雨水が侵入し剥離を起こしています。
【対策案】
コーキング材などで止水処理をする必要がありますが、ケラバ部分の構造が原因の場合は屋根の一部を剥がして止水処理をする必要があります。
「一建設の外壁塗装」の注意点 その3
アクセントモール
一建設に限った話ではありませんが、外観をよくするためにアクセントモールが使われているケースがあります。意外と盲点となりがちな箇所ですのでここも注意が必要です。
現在の状態が良ければ適切な止水処理をして塗装も可能ですが、損傷が激しい場合は取り換えるかガルバリウム鋼板という金属の板でカバー(板金包み込み)をお勧めします。
【対策案】
上記の通りですが、止水処理をする箇所と、してはいけない箇所があるので注意が必要です。
予算的にはほんの少し高額になりますが、板金カバーが長持ちしますのでより安心です。
「一建設の外壁塗装」の注意点 その4
ベランダ勝手口
ベランダには吐き出し窓や勝手口が取り付けられてますが、今回は勝手口が取り付けられているケース。ベランダ防水と外壁の取り合い部分は問題ないようですが、サッシ自体から雨漏れするということがあります。
一建設のベランダ勝手口最下部の写真
サッシ形状には様々な種類があるので一概にこれが良くないという事ではなく、一般的には下の写真の様なおさまりが通常です。
一般的な収まり写真
このように外壁材とサッシの下端が揃っている事の方が多いと思います。一建設の場合防水層の立ち上がりが十分に確保されているのでサッシや外壁の隙間から雨水がオーバーすることはないと思いますが、サッシ自体から漏れてしまっては交換するか、パッキンの交換処理かするなどして対策が必要です。
ちなみに下の写真は外壁内部に貼ってある防水紙が脱落している状況です。新築時の防水紙を留める際に何か不具合があったのかもしれません。
外壁内部の防水紙に不具合が起きると雨漏りした際に、内壁や、断熱材が直接濡れてしまいます。そうなると構造体(柱など)の腐食の現認やシロアリを呼ぶ原因ともなりますので、確認してみることをお勧めします。
「一建設の外壁塗装」の注意点 まとめ
分譲住宅ではよく見られる切妻屋根に窯業サイディングの外壁材といった組み合わせです。ほかのメーカーとも共通する部分が多く、説明したところさえ押さえておけば特に問題なく外壁塗装ができるのではないでしょうか。ただしサイディングの劣化状況や工法によっては選択する塗料の種類にも注意が必要です。ここを間違えると塗膜がはがれてきたり、ブツブツに浮いてきたりする場合もあります。
あとはサイディングの目地部分のコーキングをしっかりと打ち替えて、外壁の内部に雨水が侵入しないようにすることが大切です。
最近では超高耐久のコーキング材も発売されるようになり、こうした長期的に止水できる材料を選ぶと尚良いと思います。意外と知られていませんが外壁材の表面は耐候性や止水性が確保されてますが、裏側はほぼ素地のままなので、外壁内部からの湿気にはとても弱い構造、材質となっています。
この辺りをよく理解し、外壁塗装前にいかに内部結露や雨水の侵入を防ぐかで、良し悪しが決まってきます。詳しいことはお気軽にご相談ください。
今回の記事が皆様の外壁塗装のお役に立てば幸いです。
「一建設の外壁塗装」についてのお問い合わせは リフォームスタジオニシヤマまで。
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